いじりといじめの違いはあるのかですが、受け取り側の気持ちによって、決まるということです。周りが楽しがっていても、クラスメイトをいじっても、その子が不快、気分が悪いと感じた時点で立派ないじめです。いじられキャラの子は、気分を害する嫌だと言い、無反応、作り笑いはやめた方がいいです。心の底にある感情を押し殺したまま、いじられキャラを演じていると、心や体に行動に悪影響を及ぼしてしまいます。食欲不振や不眠が現れたり、家の中でふさぎ込む人もいれば、頭が痛いなどで訴えて、休みがちになり、不登校や深刻化するとうつ病になることもあります。また、不登校にならなくても、家庭内で暴力を振るったり、物事に集中できない、忘れ物が増える、成績が下がったりすることもあります。
男子高校生はクラスメイトからいじられることが多く、嫌だと思っても我慢を続けてしまい、相談できずに悩んで体調を崩すことが多くなり、不登校になってしまうことです。クラスメイトが隠れて驚かしてきたり、わざとぶつかってきたりしてきてリアクションが多いのを面白がって本人は嫌と言えないことです。男子中学生は仲良くもないクラスメイトの子から「お前アニメ好きなんだからアニメの曲歌ってみろ」と言われて、断れず小さな声で歌いました。笑われてしまい、「下手くそ」「本当にアニメ見てんのかよ」と悪口を言われてしまうことです。クラスメイトの子はいじっているだけだと思っていますが、本人はいじめと感じておりストレスが溜まって食欲不振になることです。親から心配されて、「最近食べないけど何かあったの?」と聞かれてもいじめと言うことが恥ずかしくて、無言になり部屋から出てこなくなることです。
学校でいじられキャラになりたくないのなら人間関係を変えることで、別のグループと関わることです。好きなことを通じて人と接することで、お互いの良さを認め合えるタイミングが多くなります。そうなると、人との関わりが楽しくなり、学校生活が充実していき、自分の居場所が見つかることで悩みがあっても話せて、不登校につながる可能性は低くなると考えます。学校の人間関係が全てではないので、塾などの習い事、趣味、ボランティアなどで、自分の世界を広げていくことにより、自信がつくこともあります。いじられキャラの人は、素直な性格で声やリアクションが大きく表情が豊か、その場の空気が読めて突っ込まれ上手な天然で面白いムードメーカー、優しい精神の持ち主で心が広い性格が多いようです。自分の居場所を確保したいからといじられていることにより、何をしてもいいのかと思い始めて嫌なことをしてくることもあるので、正直に言えなくても先生などに相談してほしいです。次回は小学生で不登校に転校や引っ越しを考えるべきなのかについて紹介します。