疲労とは、「疲れ」とも表現され、痛みや発熱と同様にこれ以上、運動や仕事などの作業を続けると体に害が及びますよという人間の生体における警報のひとつです。また、過度の肉体的及び精神的活動、疫病によって生じた独特の願望を伴う身体の活動能力の減退状況でもあります。
原因は、自律神経の中枢がある脳がダメージを受けることで起こるとされています。活性酸素による酸化ストレスで、神経細胞が破壊されるからであると考えられています。他に運動時には、運動強度や体調に応じて呼吸や心拍、体温などの機能の調節を行なっており、身体にかかる負担に合わせて生態機能のコントロールを行う自律神経の中枢も働き続けます。運動によって体にかかる負担が大きなるほど、自律神経の中枢にかかる負担も大きなり自律神経の中枢がある脳にダメージを受けることで起こされることです。
症状は、思考能力、反応や注意力の低下、注意散漫、動作緩慢、行動力の低下、眼のかすみ、頭痛や肩こりになることです。
学校や仕事でも疲労が残ったまま活動するのは大変で、ミスをしやすく体調を崩してしまうことにつながることもあります。夜中まで勉強やゲームしていたので、翌日疲れがありながら授業に集中できないなどもありそうです。人間関係に生じるストレスやダイエットのため食事を減らして低栄養状態にあるものは病的な疲労になります。疲れを感じてもいろいろな理由で休めない人もいますが、疲労が蓄積していくと何もしたくない気持ちとなり不登校や病気になるきっかけの可能性もあると思います。次回は具体例について書いていきます。