他の子は学校に行って授業を受けたりしているのに自分は家族旅行したら先生から怒らないか心配になりそうです。また、不登校になっているため、学校を休み続けていて、勉強もしていないのに旅行に行ったらクラスメイトにお土産を買ってこないといけないと考えるかもしれません。文科省の公式サイトで、不登校児童生徒への支援へのあり方についてというドキュメントを公開しています。不登校の欠席について、「児童生徒によっては、不登校の時期が休養や自分を見つめ直すための積極的な意味を持つことがある」と書かれています。学校によっては、あまり浸透していないところもありますが、文科省が発表している以上、公的にはいいです。
家族旅行をするタイミングとして、「自分は不登校で勉強もできない。それなのに遊んでいいのか」「親とは仲が悪いから行きたくない」とマイナスな心境のまま、旅行をしても、ストレスを溜めて終わるだけになります。そうならないために、子どもが自分の不登校について、ある程度、客観視できることで、今の状況でも頑張れるところから頑張っていこうと、今の自分を受け取れる気持ちを持っていることが大事です。最低限、食卓を囲んで世間話などができる親子関係性になっていることも必要です。親戚の人や旅行中に会った人から「平日なら学校に行ってないのはおかしい😤」と怒られることはあります。しかし、このようなことを言われても気にしないことで、子どもにも伝えておくことです。しつこく言われる場合は、親が盾になって学校に行くことのメリット・デメリットを言って、子どもを守ってほしいです。
不登校だけど旅行に行きたい気持ちはある状態になっているということは、外に出て何かをしたいと思っているからです。ずっと家にいてもゲームをする、家事を手伝うなどだけでは何も変わらないと感じ始めて、行動することにつなげたい可能性もありそうです。親も仕事を休んで旅行をすることにより、普段の疲れが取れて子どもと一緒に楽しむことができると思われます。旅行をすることにより、行動力がつくことはもちろん計画性を覚えることにもあると考えます。初日は水族館に行ってから夕食を食べる→2日目は博物館に行ってから昼食を食べて、工事見学をして夕食を食べる→最終日は空港でお土産を買うと計画を立てることをしておくこたです。計画を立てても当日にアクシデントがあったりして変更になっても、諦めない力がつくと考えれば、さらに成長することになりそうです。新しい出会いが訪れる可能性があり、不登校で同じ状況の子と会って仲良くなるかもしれませんし、コミュ障だと思っていたけど意外と話せるなあと感じることもあると思われます。次回は平日に部活動の大会があって、クラスメイトが休んだことに納得しないで悪口を言ってくるについて紹介します。