不登校を助けたいブログ

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不登校の原因(起立性調節障害)について

今回は不登校の原因で、起立性調節障害について書いていきます。

起立性調節障害とは、起立時にめまいや動悸、失神などが起きる病気のことです。特に小学校高学年から中学校の思春期の子どもに多く、中等症や重症の場合は、朝起きられなく不登校につながることもあります。

 

原因は、自律神経の機能が低下して、循環器系の調節がうまくいかなくなることです。立ち上がった時に血圧が低下したり、心拍数が上がり過ぎや調節に時間がかかりすぎることです。また、体の発育による自律神経の乱れや水分の摂取不足、運動不足、季節や気候の変化、精神的なストレスもあげられます。

 

症状は、「朝なかなか起きられない」、「立ち上がった時にめまいや失神が起きる」、「動悸や息切れがする」など自分の意思ではコントロールできないことが表れます。午前中に症状が強く出ることが多く、午後になると軽減もしくは消失していくのも特徴です。人によっては昼夜逆転生活になってしまい食欲不振、頭痛や腹痛、倦怠感、乗り物酔いなどの症状が表れたり、悪化すると日常生活に支障をきたし、集中力や思考力の低下が出てしまいます。

 

この障害で学校に行けなくなる人は友達や家族に問題はなくいじめられていないことが多いです。しかし、これを理由に休むと先生と親から頑張れば起きられると言われて相談できない環境になっていることもありそうです。また、昨年から新型コロナの影響で、休校した遅れを取り戻そうと授業は詰め込んで進度も速くなってしまい部活動も時間が限られるなど学校生活にストレスを感じてしまうことが原因になることもあります。割合的には子どもより少ないですが、大人でも症状が出ることもあるため無理しないことが大事だと思います。次回は具体例について書いていきます。

不登校 #起立性調節障害