不登校は年度間で30日以上、病気の家の経済的理由以外で学校を休んでいる状態のことです。平成30年度では何らかの理由で学校を休んでいる割合は小学生で全体の10.7%、中学生で3.65%でしたが、令和2年では小学生が1.0%、中学生が4.09%と新型コロナウイルスの影響があり上昇してきています。高校生は平成30年度1.63%、令和2年で1.39%と下がっており理由は分かりませんが、対策ができてきたのではないかと思います。子どもが学校に行きたくないや行けないという言葉で伝えるのは難しく気づかないうちに悪化してしまい自殺するケースもあります。
初期症状として、頭痛、吐き気や腹痛でトイレから出られない、登校前夜に眠れない、布団を被ったまま出てこないや登校しようとしたのに家に戻ってくることです。「学校へ行きたいけど行けない」と自分でもなぜこうなってしまったのか理由が分からずに困っている子供もいるそうです。不登校が増える時期はゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇明け、進級してクラスが変わったことなどです。ただ、時期関係なくいじめられたり最近ではスマホで嫌なことを書かれたりして学校に行かなくなることも増えていると思われます。
不登校になったからと病院に行く必要はないですが、心の状態が気になるや集団生活で過ごしにくい子は、児童精神科や発達センターに受診することです。例えば、落ち込みがち、生活リズムが乱れる、人とコミニケションが苦手、忘れ物が多い子には早めに病院に行ってほしいです。親が1人で抱えると家庭内の環境も悪くなる可能性があるので、子どもから相談を受けた時は学校や信頼できる人に話してみることも大切になりそうです。うつ病の症状が疑われても焦ることなく、薬の治療や公認心理士のカウンセリングを受けて改善する方法を考えていくことが重要になりそうです。学校生活から遠ざかるとすぐに戻ることが難しい場合もあるので、生活リズムを整えるために学校ではないところに通う必要があります。子どもだけでなく大人でもメンタルヘルスが影響して体調を崩す前に休んで病院で診察することです!次回は不登校中の間に何をすればいいのかについて紹介します。