不登校になったけど、具体的な理由もないからと、甘えではないかと思ってしまう、逃げグセがついたらどうしようと不安にもなってしまいそうです。不登校になるのは甘えでなく、親は「学校に行かなくていい」という選択肢を提示させてあげることが大切になります。理由がないが学校に行きたくない、学校を休んで家でゲームばかりしているなどの行動は甘えに見えますが、楽したいから選んでいるわけではないです。不登校になった小中学生で、無気力傾向にある児童生徒の割合が約30%のため、珍しいわけではないため、理由を話さないのではなく、違和感をうまく言語化できていない子が多いからです。周囲と合わない、学校を楽しく感じないとなどと、ふとしたことがきかっけから不登校になります。
親が叱ってはいけない理由として、居場所がなくなることで、親子関係が悪化して、親の目が怖くなり部屋に引きこもることにつながるからです。また、学校に行かないことを叱ると、子どもが自分を責めるようになり、できることなら学校に行きたいと思っていますが、「学校を休むのは、わがままだ」と叱ると、さらに責めてしまうため逆効果になります。叱ってしまうと親に罪悪感を持ってしまい、親に対して申し訳ない気持ちが強くなるので、学校に行く気持ちが失われていくからです。
親がとるべき対応として、学校を休ませることは精神的安定につながると思うので、「学校を休んでも大丈夫だよ!」と不登校を受け入れてください。理由を無理に聞かないことで、わがままと決めつけるのではなく、学校に行きたくないなら行かなくていいというスタンスで今まで通りに接しつつ、子どもの話を聞いてほしいです。また、学校以外の居場所を作ってあげることで、習い事、塾、フリースクールで友達を作ったりすることができると伝えてあげることが大事です。生き方の選択肢をたくさん見せてあげることで、不登校だったけど成功した人、AO入試で大学に進学できること、ネットを使って勉強できることなど、学校に行けなくても色々な生き方ができることを言ってあげると安心しそうです。無気力な状態が続いたら、スポーツやゲーム、音楽など打ち込めることを見つけてあげることで、打ち込めるものが見つかると、成功体験を積むことができるので、自分に自信がついて学校に復帰する可能性もあると思います。不登校になるのは仕方ないけど、理由がないから甘えと思うのではなく、子どもはうまく言語にできないと感じて対応することで、不登校から学校に復帰しやすくなりそうです!次回は5月病は子どもでもなるのかについて紹介します。