不登校になった子の約7割が昼夜逆転などの生活習慣の乱れを経験したことがあるそうです。昼夜逆転が不登校のきっかけになる、不登校中に昼夜逆転してしまって長期化する場合もあり、不登校に悩む子の問題となります。他の記事では深夜にゲームをしてしまう、受験だから勉強するなどして朝起きることが出来なくなり不登校になるケースはあると書きましたが、他にも昼夜逆転してしまう原因があるため当てはまる子は、改善しないと学校に行けなくなる可能性もあるため注意してください。
原因は、1点目はスマホで動画を見続ける、ゲームをしたりして夜更かしすることで寝る時間が遅くなるだけでなく、ディスプレイから発せられる光による体内時計の乱れも引き起こすため、朝に起きられなくなります。2点目が進学・進級などのタイミングで生活環境が変わったため、睡眠時間が短くなり、朝起きられなくなることで体の疲れが取れずに、心の状態も不安定になっていきます。3点目が就寝時間には布団かベットには入るものの、不安で考えごとをしたり、緊張していたりして眠れず、朝起きられずに昼夜逆転するパターンです。4点目が日中に起きたくない気持ちと心身の病気で、特に不登校が長引いていると自分への罪悪感や自己嫌悪感を抱いてしまう、起立性調節障害やうつ病で朝起きられなくなることです。
自分でできる範囲で改善策を試してみることで、日中に活動する動機や目的を見つけることで、「学校に行っている間に読めなかった本をたくさん読みたい」など、自分の想いに素直に向き合うことが必要です。活動して頭を冷やしたり生活習慣を整えることで、昼夜逆転する可能性は低くなると思います。保護者は「学校と社会復帰ができない」と焦ってしまいそうですが、「昼夜逆転は大きな問題ではない・いつかは解決するもの」と捉えて、子どもの回復を見守ってください。それで子どものエネルギーが溜まってきたら、日中に活動する見つけられるようにサポートしてあげることにより、興味がある、好きなことややってみたいことが見つかるかもしれません。昼夜逆転についてはすぐに改善できるだろうと考えてしまう親と子がいますが、生活習慣が乱れてしまうとその生活に慣れて学校に行けなくなるや不登校にはなったけど昼夜逆転になってしまいます。何日が続いたらおかしいと思い声を掛けたりしてほしいと思います!次回は不登校によくある心理と対応について紹介します。