今回は不登校の原因で、虐待について書いていきます。
前に紹介したことがありますが、内容と具体例が少なくこの問題が増加しているため再び書くことにしました。虐待とは、親または保護者・養育者が子どもに対して不適切な扱い(暴力・放任・無視)をして、子どもの健全な発達をさまだけ、心身ともに傷つける行為のことです。子どもは、心に深い傷を負ってしまい多くの場合、大人になってもその傷に苦しみ続けることになります。また、情緒不安定、感情コントロールの不調や強い攻撃性を持つ傾向が強くなることが知られています。他にもコミュニケーションに関わる脳の領域が、体罰を受けた人の脳は、ものごとを判断したり複雑なことを考えたりする脳の領域が萎縮してしまい元に戻ることはないそうです。これが原因で、手や足に傷があるのに親から服を着て隠していればバレないと言われ周りに気づかれずに不登校につながってしまうことです。
種類も4つあり児童の身体に外傷を生じるような暴力を加える身体的虐待、わいせつな行為をすることやさせることの性的虐待、心身の正常な発達を妨げるような減食、長時間の放置するネグレクト、心的外傷を与える言動を行う心理的虐待です。
親がこのようなことをする原因としては、子育てに悩み周囲から孤立して、経済的な問題が発生や自分の親から虐待された経験があります。また、若者のできちゃった婚は望んでいないのに出産してしまう可能性もあり両親の意見が食い違い子どもにぶつけてしまいそれが日常になってしまう危険性もあります。
虐待なのにしつけということで、事件にならずに済んでしまう例もありますが、しつけとは、子どもの欲求や理解度に配慮しながら、生活習慣や生きていく力、思いやり、社会のルール・マナーなどを身に付けるように働きかけることです。将来犯罪になるような行為をした場合と他人の怪我をさせてしまった場合は手を出して教えることも必要ですが、注意したのに理解できてないから食事を与えないと大切なものを壊したため正座させるのは体罰です。
虐待を受けた子が危機的な状況にあると判断された時は、児童相談所が一時保護して、その後児童福祉施設に入所するか里親に委託されたりします。児童福祉施設には、児童養護、乳幼児、児童自立支援、情緒障害短期治、母子生活支援施設があります。次回は具体例について書いていきます。