小学生で不登校になってしまったら、中学生になっても小学校から知っている子が多いしずっと学校に行けないではと心配になり、転校や引っ越しを考えることもありそうです。転校するメリットは、人間関係をリセットして、新たな気持ちで再スタートを切ることができ、知っている子がいないため、思い切って違う行動ができます。教員が変わることにより、不登校の問題が解決しやすくなることも期待できます。デメリットは、急な環境の変化で、緊張したり不安になることは当然で、それが大きなストレスになることです。また、勉強の進み具合が違うこと、学校で仲良くしていた友達と離れてしまうことで、不登校の時でも友達がいて遊んでいたのにと思うことです。
学校に行けない理由を知ることで、人間関係の問題があり、特定の子どもとの関係が悪化していることです。いじめをしてきた、嫌な噂を広めた、馬鹿にしてきたなどクラスメイトの中に嫌な子がいるからです。また、仲が悪い子がいるわけではないですが、仲の良い子もいないため居心地の悪さを感じてしまっていることです。周りと比べて点数が悪い、足が遅い、運動会でいい結果を残せないことで、自分を恥ずかしいと思っていることです。転校したからこの問題が解決できるだろうと考えている親がいますが、不登校が改善されないこともあります。学校事態に苦手意識を持っていたのなら、転校したとしても、登校することができないまま卒業してしまうこともあるからです。
転校を決める前に子どもと良好な人間関係があるかどうかで、自己肯定感を高めてあげることが必要になります。子どもは存在意義を感じて、前を向くことができ、悩みを打ち明けることになります。転校するなら引っ越しというイメージがありますが、引っ越しをしなくても転校できるケースがあります。同じ学区内にある小学校に転校することができるものの、通学距離が伸びるため子どもは疲れるのは嫌だと思うこともあることは注意してほしいです。公立の学校の場合、通学指定校といって、この地域の子はこの学校に通ってくださいと決められています。学校までの距離を考えることが大切で、学校に行きたくないと思っている子どもに対して、少しでもハードルを下げるように、可能ならば家から近い学校を選ぶことです。転校先の先生に相談することも大切で、不登校になっている子どもが登校できるようにどのような対応をしていくかなどを事前に話し合っておくことです。小学生で不登校になると、中学生でも続いてしまうと不安になるため、転校や引っ越しをすることも考えてほしいです!次回は不登校になったから人生終わりと悩む理由、将来のために今できることについて紹介していきます。