少子化とは出生率が低下して、子どもの数が減少することを表した言葉です。日本では、この現象が1970年代以降続いて、コロナが影響して2021年は81万人と予想よりも減少してしまっており今後はさらに減少していくと予想されています。原因は、結婚する人、コロナで出産先送り、20〜40代の女性が減少していることです。1970年代以降減っているため若い女性が減ってきており、最近は結婚するのも負担があると考える人が増えてきていることもありそうです。また、結婚して複数人子どもを産みたいと思っても物価高騰などの影響で余裕がなく1人で諦めてしまうケースもあると思われます。
子どもの数が減少しているということは、学校が廃校するか統合してしまうことが増えてきてしまいます。具体例は、担任から「人数が少なくなったので廃校して隣の学校に行くことになります」と言われます。通う学校が変わるため、距離が遠くなる、授業の進み具合も変わる、新しく友達を作らなければならないと大変になります。同じ学校だった子どもが同じクラスにいれば頑張れそうですが、1人だった場合慣れるまで疲れが溜まったりしてしまいそうです。
少子高齢化を止めることは余程のことがない限り難しいでしょう。コロナの影響を受ける前から100万人を切っており50万人になるのも数十年後には間違いないと思っています。政府や自治体は子どもを産んでくれたらお金の補助をする、地域によっては3歳や小学校に入学するまで毎月○万円を給付しますなどをしています。それでも子どもの数が増えないのは結婚する人が減ってきている、結婚しても生活するのが精一杯で子どもを産む状況ではないかと考えます。子どもを産んでからの補助は充実していてもそれ以前にギリギリの生活をしているのに子どもを産んだらさらに苦しくなると考えている人が一定数いると思うからです。子どもが減って廃校した学校を壊すのではなく、地域の体育館や公民館、体験や交流の場所、老人ホームや工場にしてほしいです。廃校になっても何かに活用することで地域の活性化につながる可能性があり、その学校を卒業した人たちも思い出として残ることは嬉しいと思われます。