2022年度の自殺者数は小中高生で514人と統計がある1980年以降で最多となってしまいました。特に多いのが高校生で354人と7割を占めており思春期などの影響が大きいと言われているようです。原因としては、学業不振や進路の悩み、友達や家族関係の不和が多いようです。また、長引くコロナ禍で人間関係が希薄化で、友達などに相談できないことも原因になっている可能性があるようです。これらの原因だけで自殺をしてしまう子どももいるとは思われますが他の原因も積み重なって我慢できなくなり命を経ってしまう可能性もありそうです。
自殺する子どもが多いとされている9月1日は夏休みが明けた日とされていましたが最近は8月下旬から9月上旬と期間が長くなっています。地域によっては8月20日頃から始まり遅くても9月1日には再開すると思います。多くの子どもは再開した時に「勉強頑張ろうか」「友達と色々話したり遊んだりしよう」と考えて学校に行くと思われます。ただ、夏休みの時に深夜まで動画を見ていたやゲームをしていた生活に慣れてしまい朝起きられなくなり学校に行けなくなる子どももいます。学校に行けないだけで自殺につながるとは限りませんが目標がなく「自分は学校に行けてないし生きていても意味あるのかなあ?」と思い始めて突然命を絶ってしまっていることもあるかもしれません。また、夏休みでも長期休みに入る前にいじめを受けていた子どもは「また同じような生活が始まってしまう」と不安に思い自殺を選択してしまう子どももいそうです。
自殺をする子どもを減らしていくためには学校側はもちろん政府や自治体の支援が必要だと思います。例えば経済的に苦しいと子どもの面倒を見る時間もなくストレスを発散するために怒鳴ったりしてしまい関係が悪くなり自殺につながることもあります。そうならないためにも支援をしてあげることが重要ですがその前に親が子どもの話を聞いてあげることをしてあげてください。話しやすい雰囲気を作ってあいづちを打ちながら真剣に聞いている様子が伝わるようにすることが大切です。「よく話してくれたねえ。ありがとう」と言ってくれたことを感謝することで子どもは気持ちが楽になる可能性もあるので話を聞いてあげる時間を作ってほしいです。自殺対策はしているものの減らないのはコロナ禍の影響もありますが普段から子どもの異変に気づいていない可能性が高いと思うので親、学校の先生は話を聞いてあげる時間を作らないと減少しないと思いました。