小4の壁とは、脳の発達や生活・学習の変化において、子どもがストレスを抱えたり自己肯定感が低くなるという現象です。小4になると、勉強についていけなくなり、算数や国語などの難易度が上がるため、苦手意識を抱く子どもが増えます。例えば、算数は、足し算・引き算などの単純な計算問題が多いですが、図形やかけ算や割り算など、学習レベルが上がります。また、小4の壁は、自己肯定感が低く学校に馴染みにくくなるという行動も目立ち、周囲の子と自分の能力の差を比較する時期で、劣っていると感じて、不登校になることもあります。原因は、イメージしにくい抽象的な学習内容が多くなり、読解能力や思考力が問われ、勉強的な要素も強くなるからです。
小4の壁の例は、算数のテストで友達は80点だったのに自分は60点で「私は勉強ができないし、周りの子よりも頭が悪い」と感じることです。勉強内容が難しくなり、先生からも「ちゃんと勉強しているの?」と聞かれてしまい、自信をなくして学校に行かなくなってしまうことです。親から「○○君はできているのに」と声をかけられると、自己肯定感がさらに低くなって、悩んでしまい、不登校になることです。他に「ゲームばかりするのではなく、勉強しなさい!」や「仕事が忙しいから」と子どもに向き合わないと、家族間でも問題が発生してしまうことになります。
勉強についていけないと感じたら、復習と反復練習をすることです。どこかでつまずくと、わからないことが増えるため、どこまで理解しているのかを確認して、わからない箇所があったら、類似問題や関連問題に繰り返し取り組むことです。親もサポートしてあげると、子どもも支えられていると感じて、頑張ると思います。小説などの読書をすることも必要で、抽象的思考を育めて、文章だけで登場人物の構造をイメージしたり、情景を想像する力が培われます。子どもは親に褒められることで、徐々に自己肯定感を取り戻すので、「算数の証明の問題が解けるようになったのすごいねえ」と声をかけることをしてほしいです。子どもは、自信を取り戻し、勉強をするようになると思われます。小4の壁は、全ての子どもが経験するわけではないですが、小学3年と比べると学習面が難しくなり、ついていけなくなり不登校になることもあります。子どもと親両方悪いわけではないので、成長の過程だと認識して、悩みを抱え込まないようにしてほしいと考えます。次回は学校にスマホ持ち込み、先生に怒られて学校に行きたくなくなったについて紹介していきます。