中一ギャップがあるなら高1ギャップもあるかと調べてみたら高1クライシスという言葉がありました。意味は、高校進学後、学習や生活面での大きな変化に適応できず、生徒が不登校に陥ったり、退学したりする現象です。大半が高1に集中しており、学区が広範囲になり、生徒は中学までのように徒歩圏内の通学ではなく、新たな環境に身を置くことになります。そのため、幼少期から人的つながりが切れてしまい、新しい人間関係を構築することが求められます。しかし、うまく適応できず、精神的に不安定になる、心身の健康を害する、いじめの標的になってしまうことです。また、中学では学習と運動面両方とも他の人より抜きんでていると自負していたものが、高校に入るとそうでもなく自信の損失になることです。
学習面では、授業スピードが速い、中学までは何とかなっていた教科も全くわからなくなり困る、周りのレベルが高くて現実を突きつけられることです。例えば、中学時代は数学は学年で上位でも高校に入学したらクラスで下位になり自信をなくし、勉強する意欲がなくなり不登校になることです。部活では、高校のレベルが高く技術が追いつかず辛い、帰宅が遅くなり勉強にほとんど手をつけなかった、夏休みなどはたくさん試合があって大変などです。通学時間が中学の時と比べると長くなるので、帰宅しても疲れで勉強する暇もないことです。
学習面の対策は、教科書を授業前に読むなど予習をしっかりやって、授業であてられた時など、自信を持って回答できるようにしておくことです。予習と復習をしっかりやっておき、分からないことがあったら放課後か休み時間に先生か友達に聞くようにすることです。部活動の対策は、なるべく朝に勉強、課題が出された時はすぐにやるようにすることです。朝早く起きることにはなりますが、勉強もしないと進学や就職にも影響が出るため疲れて夜にやるよりは単語とか覚えやすいと思われます。部活の疲れはストレッチやマッサージをするだけでも効果はあるため、自宅でもしてほしいです。人間関係も最初から友達がいる生徒は少ないので、席が近い生徒に話しかけたりすることが必要になりそうです。高校生になると、中学の時と比べて勉強も難しくなるなど大変ですが、楽しいこともあるため頑張ってください!次回は夏休みや冬休みの後に不登校になりやすいのかについて紹介していきます。