不登校を助けたいブログ

不登校になった人を少しでも助けたい気持ちがあり始めました

中1ギャップという言葉がある!!

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中1ギャップと聞いても私も調べて初めて知ったため詳しく説明する人は少ないと思われます。中1ギャップとは、小学校を卒業して中学校を卒業した際、小学校生活とは異なる新しい環境や生活スタイルなどになじめず、授業についていけない、不登校やいじめが起こったりする現象です。しかし、中にはギャップを感じずスムーズに新しい環境に適応できる性格の子、小中一貫校で中学生になっても生活環境にほとんど変化がない子もいるので、全員に起こることはないです。

 

小学校と中学校では勉強面が変わり、教科ごとに先生が変わる、学習内容が幅広くなり授業のスピードも速くなる、定期テストの順位が出されて同級生との学力差が具体的な数値で明らかになることです。また、小学校では全員が授業内容を理解してついてこられるよう先生が配慮してくれましたが、中学生になると自主的な勉強が求められるという違いに戸惑いを覚える子もいます毎日制服を着る、細かくて厳しい校則がある、1~2学年上の生徒が先輩になる「縦社会」に変貌して上下関係ができる、部活によっては練習に追われるといった大きな変化もあります。他校出身の生徒たちと新しい人間関係を作らなければいけないストレスや、「中学校でも友達ができるのか...」という不安を抱く子もいるようです。

 

保護者にできることは、子どもが中一ギャップを克服できるまで寄り添うことが必要になると思います。子どもの様子を観察して、子どもがくつろいだり、安心して悩みを打ち明けたりできる、リラックスした空気を作ることです。子どもが自ら話し始めた時は、気持ちを理解して、受け止めてあげることですので、考えを否定するといった対応は避けてほしいです。中学入学前に家庭学習の習慣をしておくことで、帰宅したら勉強をする、自習ルールを作って定着させておくと、中学生になってもスムーズに対応できそうです。また、親が中学生の体験を語ることにより、中学校がどんな場所かを事前に話して、心の準備をさせておくことも良いと考えます。子どもが家庭内で話しやすい雰囲気を作っておくと、不登校になっても早期解決につながるかもしれません。中学進学を目前に控えた子どもがいる家庭では、中一ギャップという現象が起きる可能性、その対処法を念頭に置き、準備をしてほしいです!次回は高1クライシスを乗り越える方法について紹介します。