留学をしてみたいけど不登校だからできないと思う生徒は諦める必要はなくしっかり手続きをしていけば可能なので心配しなくていいです。不登校から海外留学するパターンとして、学校に在籍しながらで日本の学校に籍を置きながら短期で1年の留学をする場合、海外での履修を一部単位としすることも可能です。帰国後に同じ学校に復学する選択士はありますが、その可否は学校ごとに異なるため、事前の確認が必要になります。また、何らかの理由で学校を中退した場合でも留学することができ、「帰国子女枠」で大学を受験することで希望する大学に入学する可能性も広がります。
留学をするメリットとして、自分に自信を持つことができ、周囲に日本人がいない環境の中では自分の力で困難を乗り超えることが必要になります。最初は、言葉や習慣の違いからコミュニケーションの壁にぶつかりますが、乗り越えた時に大きな自信がついていることを実感できると思われます。自分を変えたい、人生を変えたいなどで留学する生徒も多く、有効なのが環境を変えることです。不登校で自宅に引きこもっていると物事の視野は狭くなるので、留学を通して異文化に触れることで、新たな価値観を知ることができます。デメリットもあり、留学には費用がかかり数ヶ月なら30万円ですが、長期になると500万円で、生活に必要な物価も知っておかなければなりません。海外の高校を卒業しても高卒認定にはならず、海外の高校の単位を認めておらず大学や専門学校の受験資格を満たしていないことになります。また、食文化が異なり口に合わない、その国の治安や留学先となる高校の条件などをたくさんクリアすべき課題があります。
留学することで自分は何を得たのか、どんな自分になりたいのかといった目的意識を持ち、その目的をしっかり達成することが何より重要です。まずは行動を起こすことが必要となり、インターネットで調査したり、資料請求したりなどの一歩を踏み出すことです。現地の事情にも詳しい専門家に依頼ことで、留学支援を専門としている学校やエージェントがあり留学前の準備をさまざまな形でフォローしてくれます。留学先で何らかのトラブルが発生しても、必要なサポートを受けられるので長期の留学をするなら特に依頼すべきです。不登校でも留学することにより新たな発見ができ、人生を変えることになるため考えてほしいです!次回は高校の留年の基準、救済措置、中退後の進路について紹介します。