不登校を助けたいブログ

不登校になった人を少しでも助けたい気持ちがあり始めました

高校を中退してしまうと進学するのは難しい...

小中学校では何日欠席しても卒業することはできますが、高校はある程度欠席してしまうや成績が悪いなどで留年が確定して中退を選んでしまう生徒もいます。入学した時よりも何十人も辞めているケースは少なくなく私の高校も入学時と比べて30人ぐらい少なくなっていました。中退する原因は、入学してから友達ができない、授業についていけないや思っていた高校と違ったなどで中退してしまいそうです。また、中学の時は成績が学年上位だったのに高校に入学したら周りのレベルが高くて学年で下位となり勉強する気持ちがなくなり学校を辞めることもありそうです。

 

中退してしまうと大学への進学するハードルが上がってしまいます。大学に入学するには「高等学校又は中等教育学校を卒業した者」であるか「高等学校卒業程度認定試験高卒認定)に合格した者」でなければいけません。高校を中退した生徒が大学に進学したい場合、別の高校に編入学して卒業するか、高卒認定に合格して大学入学資格を得なければならないです。また、高校を中退すると就職先の選択肢は狭まってしまい、求人数が少なく、募集している業者も偏る傾向にあります。一般的に中退の場合は「宿泊業、飲食サービス業」「卸売業、小売業」などの就職先が多くなります。履歴書には高校中退した事実を正直に明記することで、経歴を偽って記載すると、学歴詐称で懲戒解雇される恐れもあります。

 

高校を中退した場合は、再スタートに向けて保護者のサポートが必要です。今後の進路に向けた話ができるように子どもが話しやすい雰囲気を作ることです。「なぜ辞めたの?」や「これからどうしたいの?」など強く問い詰めるのは禁物です。また、年度や学期の切り替わりや、高卒認定の申込タイミングで「ちょっと話をしようか」と提案することで、子どもが萎縮してしまわないように、日々の会話とは違った特別な場を設けることです。進路の選択肢について情報収集することも必要で、今後どのような選択肢や相談窓口があるか確認しておくことです。高校を中退したら進学や就職に影響を及ぼしますが、目の前から選択肢がなくなるわけではないです。自力で就職先を見つけられなくても若者向けの就労支援機関を利用する方法などもあるので、休んでから取り組んでも大丈夫です。次回は不登校は兄弟姉妹に連鎖するのかについて紹介していきます。