不登校を助けたいブログ

不登校になった人を少しでも助けたい気持ちがあり始めました

もし子どもが不登校になったら親は仕事を辞める必要があるのか?

もし子どもが不登校になったら、子どもと向き合う時間を増やすために、仕事を辞める検討をする人もいると思います。文部科学省の調査で、令和2年度の不登校児童生徒数は、19万6127人と前年度よりも1万4855人増えており新型コロナウイルスの影響で、悩みや不安を相談できずに1人で抱え込んでしまう子が増えているからです。別の調査で、子どもを含む家族と過ごす時間が取れない理由に、「仕事が忙しいから」と回答する親が約77.5%もいて、不登校になった際に、親が仕事を辞めて子どもとの関り方を見直そうとする考えになることです。ただ、仕事を辞めて関わる時間を増やしたからと、子どもがすぐに登校できるようになるわけではないです。

 

仕事を辞めると経済的に不安定になることで、家庭にも様々な影響が発生して、親子関係や家庭の状況を悪化させることにつながってしまうこともあります。所得が少なくなると、子どもが学校以外での勉強時間が少ない、進学先が高校までが多い、放課後に子どもだけで過ごしているや家庭で大人と社会の出来事をまったく話をしない割合が高いそうです。親も非正規雇用、子どもの学校外教育(習い事や塾)への支出額が低い、子どもと一緒に過ごす時間が取れていないや学力が足りていないと感じる割合が多いと感じています。

 

親が気を付けることは、過度な干渉や心配をすると、子どもを追い詰めてしまう可能性があるため、気持ちに寄り添い、本人が主体性を発揮しやすい環境を作ることが大切です。子どもが不登校になる背景には、「学校生活での人間関係」や「学業不振」「子どもの体調面でのトラブル」など、さまざまな原因が複雑に絡み合っている場合が多いです。不登校は誰にでも起こりえることですので、親自身は自分を責めないようにすることです。家庭の中で対応を取るのが難しいと感じたら、外部の支援機関などを積極的に活用して、親の負担が大きくならないことが必要です。ただ、母子家庭の場合は、仕事を辞めたら収入がなく生活できなくなりますし、子どもだけに留守番をさせると不審者が入ってくる可能性があります。親戚の人に頼むか玄関に防犯カメラを設置しておき何かあったらすぐに確認できるようにしておくことが必要になるかもしれません。不登校になったからと仕事を辞めた方がリスクがあるので、続けて話を聞いてあげた方が学校に復帰しやすくなりそうです!