最近は少子高齢化の影響で子どもの数が減ってきており近隣の学校同士で合併するや廃校にしてしまうことが増えてきています。学校が廃校されたりすると子どもは転校する必要があり新たな人間関係を築くことができなかった場合は不登校につながることもあると思います。逆に多くの児童生徒がいれば合併や廃校になることはないですがいじめが起きやすく学校が嫌になるケースも多くなってしまいそうです。また、先生の負担が大きくなってきており40人全員を見ることが難しくなってきているため今後は段階的に少人数学級にしていく方針になります。
全国に先駆けて少人数学級を導入した山形県では不登校や欠席をする子どもが減少したようです。少人数学級にすることで1人1人に向き合う時間が増えて何かトラブルがあっても早期に対応ができると思うので不登校になる児童生徒が減少したと考えられます。2002年から3年間で33人以下の少人数学級を小学校で導入して、様々な課題が出てくることを考えて低学年の学級には常勤の副担任をつける、プレハブの校舎を作る対応をしたそうです。また、今年度から山形県は新卒で採用された人をいきなり学級担任をさせられるのは負担になるので教科担任兼学級副担任ということにしたそうです。一定規模の小学校では「5年生または6年生が3学級以上」で週に17コマを目安に設定しているようです。その他の規模の小学校は再任用短時間勤務職員や非常勤講師などを支援員として配置することで空コマを生み出して、新卒の負担軽減を目指しています。
少人数学級にしていくことには賛成で不登校になる児童生徒の減少につながっていることが山形県の例で分かったからです。地域によって違いはありますが40人学級だと本人や保護者との面談をしても全てを把握することができないことが多かったと思われます。例えば「○○君に暴力を振るわれた」「○○さんに悪口を言われた」と言われても先生は「本人に注意しておく」と言うだけで改善されないことがあり不登校につながってしまうこともありました。ただ、少人数学級になれば子どもと話す機会が増えると考えられて例に挙げたことが起きたら「暴力を振るったや悪口を言った本人と被害を受けた本人を交えて話し合おう」と時間をとってくれると思います。他の職種と比べると残業が多い、子どもの対応以外にも保護者からのクレームなどで辛く精神疾患になり辞めてしまう人が増えています。少人数学級にしていくことで先生の負担が減りいじめがあっても相談する時間が取れるので小学校だけでなく中学や高校でも導入してほしいと思います!
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山形県「新採教員に1人で担任を持たせない」真意 精神疾患による退職も増、相談しやすい環境へ(東洋経済education×ICT) - Yahoo!ニュース