不登校になった子どもが学校に行くようになったと思えば欠席してしまい再び学校に行かなくなることがあります。親としては「学校に行けるまでに復帰したから大丈夫」と思って、安心することになりそうですが数日後には学校に行かなくなりショックな気持ちになりそうです。不登校になった子どもは「そろそろ学校へ行かなくてはいけない」とプラスの気持ちを持っているため学校へ行くようになります。しかし、「学校へ行くのが不安」「また嫌なことをされるかもしれない」などマイナスの気持ちを持っていますが再び不登校になるのは親に心配かけると考えて無理をしている可能性があります。
学校へ復帰する前に再度子どもに確認すること、復帰した日は心理的な疲労を溜めないことが重要になります。親が先生と話し合って復帰の計画を立てても子どもが「学校に行きたい」と言っていないのに勝手に学校に復帰させると再び不登校になるので「学校に行けそう?」と聞いて「うん大丈夫そう」と言ってくれたら学校に行かせてあげてください。久しぶりに学校に行った日はクラスメイトとの関係や授業を受けるだけでも疲労が溜まるため宿題をさせるよりも、早く寝ることが必要になります。また、いきなり学校で1日を過ごすよりも午前か午後だけにしてもらい週に2~3回登校できるように調整してもらいましょう。月、水、金と1日空けて登校していければ慣れてきて毎日学校に登校できるようになりますが復帰した当初は金曜日だけは行くようにして他は体調と気分次第にしてほしいです。金曜日に行ってほしい理由は、もし疲れてしまっても土日があるため休むことができるからです。週に何回登校するのを決めるのは本人のため1回でもいいですがそれを1ヶ月できたら登校する日数を増やしていければ再び不登校になる可能性は低くなりそうです。
不登校から復帰した子どもでも再び学校に行けなくなることはあるので親が子どもの状態を確認する必要があります。復帰できたから毎日登校させるのではなく徐々に登校する日数を増やしていかないと子どもは疲労が溜まり学校に行けなくなることにつながるので週に数回教室でなくて保健室や空き教室で授業を受けることにしてもらえるように学校側と調整してほしいと思います。不登校から復帰できたからゴールではなくその後再び不登校にならないように親と先生が話し合っておくことで子どもは心理的な疲労を感じずに登校できると思われます。