不登校を助けたいブログ

不登校になった人を少しでも助けたい気持ちがあり始めました

軽度知的障害で普通のクラスにいたけど、馬鹿にされたりして学校に行かなくなる...

軽度知的障害とは、発達期までに生じた知的機能の障害により、知的発達が実年齢よりも低い水準にとどまり、適応能力は正常またはやや遅れる状態のことです。言葉や抽象的な内容の理解に遅れは見られますが、身の回りのことはほとんど1人で行うことはできます。幼少期には気づかれにくく、小学校高学年以降に不登校、うつや不安障害などに陥り、医療機関で診断されますが、多くは見過ごされがちです。原因は1つではなく、原因不明の知的障害の子も多いとされており、遺伝子や染色体の異常などの内的要因で、病気や脳障害をきたす疾患で、合併症として知的障害が一緒に起きることを病理的要因で、ダウン症や脳性まひが含まれています。外的要因は、出生前後に起こった事故で、感染症やアルコールの大量摂取でにより、子どもに影響が出ることです。

 

特徴として、暗算やおつりの計算といった金銭管理、抽象的な思考や文章の読み書き、計画を立てること、優先順位をつけることが苦手です。言葉の使い方やコミニケションにおいて、同年代より未熟な点が見られることです。ただ、身の回りのことはできるため、家事の手伝い、健康管理や法的な決断は、支援があればうまくできることが多いです。小学校に入学した時には何の問題もなかったものの、3年生以上になると、算数の掛け算や割り算、国語では漢字が書けないと読めないが多くなり、周りの子から「こんなのも読めないとか障害者」と言われるのが苦痛と感じて、学校を休む日が増えてしまうことです。

 

軽度でも知的障害があると判明した子は、特別支援学校に転校させる必要が出てくると思います。特別支援学校に入る基準があり、在籍校などの就学委員会などを経て、市区町村の就職支援委員会が総合的に判断し、都道府県の教育委員会が最終的に決定します。総合的な判断には、障害の状態、本人と子どもの意見、専門家の意見が考慮されます。必ず特別支援学校に入る必要はないですが、周りの子より勉強ができないで馬鹿にされるのを苦痛に感じていると言ってきたら、不登校になってもいいと思います。ただ、手続きがあるためすぐには転校することはできないことを理解してください。障害者に対する偏見などは減ってきてはいますが、学校ではいじめなどが起きる原因となっているので、学校側が対策していく必要があると考えます。軽度知的障害は、生まれつきでは気づくことが難しく、小学校高学年になってから計画を立てるのが苦手などが判明した後に今後のことについて話し合う機会を作った方がいいでしょう。次回は子どもの進路を親が決めてしまうと、不登校になりやすいのかについて