不登校を助けたいブログ

不登校になった人を少しでも助けたい気持ちがあり始めました

新型コロナウイルスの影響で行事ができなったことで不登校になってしまうのか...

新型コロナウイルスの影響で、入学式と卒業式、文化祭、運動会や体育祭、工場見学、修学旅行などの行事ができなくなりました。開催したとしても人数制限がある、時間を短縮する、声を出してはいけないなどのルールがあり、子どもはストレスを感じていると思います。毎日マスクをしなければならず、相手の表情が読み取りずらく、どう思っているのか心配や不安につながってしまい、誰にも相談できずに学校に行けなくなることもあります全国学力調査と同時実施の文部科学省のアンケートで、「学校に行くのは楽しいと思うのか」の問いに、「当てはまる」と答えたのは小6で48%、中3で43.4%と50%を切っています。楽しいと思わなくなっている子は、何を目標に頑張ればいいのかと考えてしまい、不登校につながってしまうこともありそうです。

 

学校の様々な活動には、協調性や人間関係の調整能力など「人と関わる力」、自己肯定感や自立心など「自分に関する力」があります。こういった活動では、子どもたちが主体的に動く場面が多く、参加している時には強い意欲が生まれて、学校全体の活力が出てきます。ただ、教科学習ばかりでは、受け身の学びが増えて、主体性を発揮する場が少なくなり、目標を失ったり、やる気がなくなったりすることもあります。また、授業参観が中止されて、学校での状況、クラスメイトの顔がわからない、先生と直接話すことができなくなり、子どもがいじめやトラブルに気づきにくくなっています。

 

今後は学校行事をする時に、感染対策をしながらであれば実施していくことにしてほしいと思います。昨年は開催することはできなかったけど、今年は開催できるように先生たちが話すことが重要になります。オンライン授業を活用していくことが大切で、何らかの事情(いじめなどの理由で不登校、病気や怪我など)で通えなくても、授業を受けることができます。コロナが感染する前は少なかったですが、子どもに対して1人1台パソコンやタブレットを持てるようになったことで勉強に取り組みやすい環境になったと思います。また、「運動会がなくて、つまんない」と子どもが話してきて、親は「来年があるよ」と返してしまうなどと、慰めや励ましをしようとしますが逆効果です。子どもは悲しく、辛かったりするのに共感がないまま言われると、理解してくれていないと感じて、話すのをやめてしまいます。そうならないために「残念だよね。楽しみにしていたのに」と共感してあげれば、気持ちを吐き出してくれることになりそうです。3年以上も制限があり行事が中止や縮小しても子どもたちは我慢してはいますが、学校生活での思い出を作れないと不登校になってしまう子が増加しても仕方ないでしょう。親の世代では行事が中止になることはなかったので、どう子どもに接していけばいいかわからないこと悩んだ場合は、子どもの話を聞いて寄り添ってあげることが必要になります。