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過熱する中学受験と不登校の増加は関係ないように思われますがこの2つのデータは関連性があるそうです。中学受験で頑張って合格しても燃え尽き症候群になった結果、無気力や不安で不登校になってしまう生徒も少なくないようです。中高一貫校だと高校2年時には6年分の勉強を終わらせて最後の1年間は大学入試演習になるので授業についていくのが大変でわからないことがあっても自分で何とかしていかないと成績が下がっていき学校に行きたくなくなる可能性が高いでしょう。特にゴールデンウィーク、夏休み、冬休み明けの長期の休みの後は注意が必要で思い描いていた中学生活と違って不登校になり放っておくと、引きこもりになってしまうこともあります。学校に行かなくなるとやることがなくなるのでスマホなどでゲームをすることになり昼夜逆転してしまいます。
中学受験で合格してほっとする親もいますが子どもの中には校則が厳しい、小テストで合格するまで再テスト、学校には行きたいけど起きられなくなったがあります。校則が厳しいのは普通の学校でもあるので我慢するしかないと思いますが合格するまで再テストは勉強する気持ちがなくなり学校にも行きたくなくなるのも理解はできます。合格するまでテストを受けさせられるのは苦痛で1回なら「次からは再テストにならないように頑張ろう」と思えます。ただ、2回以上になってくると「何で合格できないのかわからない」「勉強してもダメだからいいや」と考えてしまい不登校になることもあります。起きられなくなったは起立性調節障害の可能性があるので病院で診察してもらってから学校に復帰していく計画を立てていくことです。
中学受験をさせて合格することで希望した学校に入学した学校の校風を受けて、人間性が形成されるのはいいことだと思います。ただ、親が学歴や偏差値だけを重視して本人は中学受験したくもないのに受験させる、合格しても勉強ばかりさせて遊ばせないだとストレスが溜まり学校に行きたくなくなるどころか家庭内で暴力を振るうことにもなってしまうと思われます。子どもを不登校にしないためには、親がきちんと子どもと向き合うことが重要になります。中学受験で合格してもその後もずっと勉強させるのではなく本人が友達やゲームで遊びたいのなら遊ばせる、テストの点数が悪くても怒らないことで不登校につながる可能性は低くなりそうです。中学受験をしないから関係ないと考えていても高校は受験する人がほとんどなので勉強させるだけでなくストレスを溜めさせないように気分転換させることも必要だと考えます!