適応障害とは、生活の中で生じるさまざまなストレスにうまく対処することができず、抑うつや不安感などの精神症状が現れて日常生活にきたす病気のことです。
原因は、ストレスなどの外因的な要素と、ストレスに対する対処力や本来の性格などの要素が組み合わさることで発症します。外因的な要素は、家庭や学校、職場での変化や人間関係の悪化が原因となることが多いです。ただ、災害や親しい人との離別や本人の健康問題などが誘因となることもあります。内因的な要素は、誰にでもストレスはありますが、些細なストレスで発症する人もいれば、大きなストレスを生じても変わることなく生活を送る人もいるそうです。
症状として、情緒面では抑うつ気分や不安感、感情の高ぶり、集中力の低下があり不眠やめまいの身体症状が現れることもあります。行動面の症状では、万引きや暴力などの素行の障害、摂食行動の異常、遅刻や無断欠勤など社会生活を営むうえで他者にとっても障害になるような行為が現れることもあります。しかし、これらの症状は、ストレスがなくなると改善して、6ヶ月以上症状が続くことはないそうです。
学校でも環境が変わることで、勉強のモチベーションが下がったりする影響で、不登校になる人もいると思います。次回は具体例について書いていきます。
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