不登校になると、生活リズムが乱れて昼夜逆転が起こります。理由としては、1つ目は周囲が活動的な時間には起きていたくないことです。朝や日中は、周囲の子どもたちの声が聞こえてくることもあり、不登校を再認識してしまうのでその気持ちから逃げ出すために、昼間ではなく夜に活動して心を落ち着かせようとするからです。2つ目が生活環境の変化で部活動で帰宅時間が遅くなった、新しいクラスの先生と友達と馴染めず不安がある、高校に進学したけど通学時間が長くて朝早く起きないといけなくなったです。学校へ行けたとしても、睡眠時間を確保できていないと授業中に寝てしまう、疲れが取れないためストレスが溜まって不登校になってしまうことです。3つ目がゲームによる睡眠不足で気がついたら朝になっていることも少なくなく現実とは異なるゲームに熱中しやすい傾向があります。
昼夜逆転を改善していくためには、生活リズムを整える必要があると思います。時間を意識して過ごしてみることで、夜11時に寝て朝7時には起きられるようにするなどと時間を決めて生活すると、「もう夜10時だから寝る準備をしないと朝起きられなくなる」と思えるようになるからです。また、昼間に体を使うことが大切で30分程度の散歩、好きなスポーツをすることでストレス解消につながることもあります。いきなり全てをやることは難しいと思うので取り組みやすいことから実践していけば継続でき学校に通えることにもつながりそうです。
昼夜逆転を改善するためには、本人だけでなく親がサポートしていくことも必要になります。昼夜逆転をしたからといって「早く起きなさい」と言わないことで子どもの話をいつでも聞けるようにしておくことです。不登校になった子どもは自分はみんなと違うと思いがちなので得意なことを伸ばす、手伝いなどをしてくれたら褒めるなど自己肯定感を上げることです。親の中には「周りの人に知られたくない」と思って自分だけで解決しようとするのは不登校を解決することは難しいと考えます。周りの人を頼りにすることで学校の先生、カウンセラー、不登校を支援している機関に相談することにより解決してくれる可能性が高まります。昼夜逆転の理由はゲーム、勉強だけと考えていましたが生活環境の変化や周囲の子どもたちの声で不登校を再認識することもあるのでそうならないために普段から時間を意識すること、親のサポートが必要になりそうです。