不登校の原因上位でも小学生では1位無気力・不安、2位が親子との関わり方、3位に非行・遊びになっています。同様に中学生でも2位はいじめを除く友人関係をめぐる問題になりますが1位と3位は同じです。高校生になると1位は同じですが2位に非行と遊び、3位に入学・転編入学・進学時の不適応です。今回は意外と不登校の原因になっている非行と遊びについて紹介していきたいと思います。小学生から高校で1位となった無気力と不安は今後も減っていく可能性は低いと思われるのでまた別の記事で書いていきたいです。
遊びや非行になる原因は、子どもによって様々なので決めつけられませんが、年齢が上がるにつれて、行動範囲と交友関係が広がることで割合も増えてしまいます。1つ目は嫌な現実から目を逸らすためや家の外に居場所を作るためにSNSを使う、親との関係が悪く外泊しがちになることです。2つ目が学校生活がつまらないと感じてしまっていることで気の合う友達がいないく登校する意味がないと考える、友達がいても喧嘩をしてしまい、学校以外に友達を作るケースです。3つ目が授業についていくのに精一杯でテストの成績が下がってしまったりして勉強自体が面倒だと感じて、「どうせ無理だろう」と諦めの気持ちで問題行動を起こすことにつながってしまうからです。
友達と遊び歩いているのだから、好き勝手やっているから放置してもいいと考える親もいると思われます。しかし、エスカレートしてしまうと未成年なのにタバコを吸う、酒を飲む、暴力を振るうで犯罪に繋がり取り返しのつかないことになるので話し合い、注意をすることが必要になります。子どもに寄り添い見てあげることで「いつでも話を聞いてあげるよ」という姿勢を見せ続ければ話したい気持ちになりなんで非行や遊びをするようになったのかを知れて対策もできるからです。また、子どもの人格を否定しないことで非行は悪い行為ですがそれだけでは解決することはできないので、その背景にある問題と向き合うことが大切です。子どもの考えを受け入れて、認める関係性を築ければ、叱った時に親の思いが子どもに届きやすくなります。非行と遊びの不登校は長期化すると元の状態に戻ることは難しいので早い段階で子どもの異変に気づく、学校や家庭と疎遠にならないように学校や支援機関に頼り、サポートしていけば、不登校にまでにはならないと考えます。