最近は小学生でもスマホを持っており、それが原因で不登校になることもあります。ゲームをする、LINEやTwitterなどで会話する、YouTubeで動画を見たりしていて時間が過ぎていき夜更かししてしまい、朝起きられずに学校を休むことになるからです。「スマホを渡したから不登校になった」、「不登校だけど、スマホが悪影響な気がするから没収したい」と考える親もいます。不登校になった理由がスマホでもないのに没収してしまうと、子どもをさらに追い詰めてしまい、居場所を失う可能性が高いと思われます。学校に行かない原因がスマホである場合でも、いきなり没収したら暴言や暴力を振ることもあるので、様子を見て話し合いの機会を設けないといけないでしょう。
不登校の子どものスマホ管理において、親がしてはいけない対応法があります。問答無用で没収してしまうと、ネットで仲良くなった子に連絡する予定があるのにできなくなり、人間関係を奪う形になり、親子の信頼関係も悪くなります。学校に行かないとスマホは取り上げるなど、交換条件のようにスマホを使うのも避けないと、子どもの心に余計に負担をかけてしまい、学校復帰するのが困難になるからです。また、「スマホを触る元気があるなら学校に行けるでしょ?」とスマホをネガティブな位置づけで話してしまうことです。親の何気ない一言で子どもは傷つき、親に言っても駄目と思ってしまい、心を閉ざすこともあります。
子どもがスマホをどのように使っているか聞いてみることが大切だと思います。自分で勉強法を調べている、受験のためにどの学校がいいか調べている、自分と同じ境遇の子とオンラインで繋がって情報を共有していることを考えられます。ただ、SNSで悪意をもって近づいてくる大人への対応には注意が必要なので、防犯教育として、子どもに伝えていくといいと思います。また、親子でスマホの管理方法をルール化できないか相談してみることです。手元にスマホがあるとどうしても触ってしまうので、使用する場所や時間を決めておくことが重要になります。スマホを触る場所はリビング、夜の9時を過ぎたら預かる、朝の7時になったら返すなどです。不登校のため、1日中スマホをいじっていると、依存症になっている可能性が高いため、専門機関に相談するのがいいです。スマホを没収すると、暴れて自制がきかない時は、心療内科か精神科に相談してみることが必要になります。不登校になった原因の中でも今後増えてもおかしくないスマホで、没収する前に購入した時にルールを決めておけば依存症にならずに済むこともあると思うので、決めておくことが大事です!次回は入学式で友達ができない不安解消方法と作り方はについて