小中の時には点数が悪くても進級することはできますが、高校生になると、赤点を取ってしまうと、補習を受けさせられたり、追試験を受けさせられてそれでもダメだと留年することもあります。赤点とは、定期テストで基準点に満たないことで、言い換えると落第点のことで、学校により異なりますが、40点以下、30点以下と具体的に点数が決められている場合もあれば、平均点の半分や3分の1とテストの結果ごとに変動する場合です。赤点を取ってしまったら、保護者が呼び出される可能性があり、複数の教科で赤点を取ったり同じ教科で赤点を取ったりすると、進級に影響してしまいます。
赤点を取ってしまったら留年が確定だと思う生徒もいますが、補習があったり、追試が受けられるため気を引き締めて勉強すれば留年を回避することができます。学校側、特に担任は、できることなら生徒を留年させたくないと考えているので、先生に相談してアドバイスを受けたり、理解できない部分をもう1度教えてもらったり、単位取得に向けて努力をしてください。赤点を取ったことで、自信を無くし学校に行かなくなり、退学してしまうケースもありそうです。
赤点を取らないためには、テスト前にしっかりと勉強することで、学習塾や家庭教師など、勉強する環境を変えることが必要になります。1人で勉強しても、分からないことがあったら諦めることをしてしまいがちですが、誰かに教えてもらったり他の生徒が頑張っている様子を見ることで、自分も勉強しないといけないと気合が入ると考えます。注意してほしいことがあり、「赤点を取らないこと」が目標ではなく、定期テストまでにどれくらい定着しているかを測るため、一夜漬けではあまり覚えられないでしょう。他の教科で点数が良いからといって赤点を見逃してくれることもないので、補習授業にはしっかり参加することです。私の学校はテストの点数だけで決まるわけではなく、提出物、授業態度も評価されるので赤点を取った生徒は積極的に発言したり、授業中に寝ることが減ったと思います。赤点を取ったことを馬鹿にされて、学校に行かなくなり、不登校になってしまうと、退学を検討しなければならないため、テスト1ヶ月前から準備しておくことが必要だと考えます。基本的な問題ができていれば、赤点は取らないと思うので、何回も解き直すこともしてほしいです。次回は発達性協調運動障害とは何かについて紹介します。