多くの人は、小学校から地元に近い中学に入学しますが、中学受験を選択する子も増加しており倍率も上がってきているようです。ただ、不登校の子の親は、「小学校の時に不登校の時期があるけど受験できるのか?」「小学4年生からほとんど学校行ってないけど大丈夫?」と心配になりますが、受験をすることはできます。私の学校からは何人か受験したようですが、合格したのは2人ぐらいと勉強はしていても厳しいことが分かりました。
中学受験そのものに出席日数が関わるのか、内申書が必要かどうかは、学校によって異なります。この2点は、あくまで参考程度で使われるもので、通っている小学校に連絡して、中学受験することを伝えておくと、出席日数の提出が必要だった場合でもできる限り配慮してくれます。不安な親は、志望校側に出席日数や内申書は合否判断に使うのか、不登校の子が受験したケースがあるかなどを相談することです。一概には言えないですが、中学受験に向いている子は、素直、目的意識がある、好奇心旺盛で、知らないことを自ら調べていくため、自然と知識を身に付けます。逆に向いてない子は、人の話を聞けない、なんでも親が決めたり、言わないとできない、諦めが早い、わからないことを投げ出したりすることです。学校の選び方は、大学合格実績も大切ですが、中学受験に対する考え方や価値観、求めていることをはっきりさせる、毎日通える距離(片道1時間)、パンフレットなどを活用して志望校を絞ることです。
中学受験は、しなくてもいい受験で、不登校でありながら、中学受験に挑むのは難しいことに見えるかもしれません。しかし「不登校だからできない」と考えてしまっては、何も変わらないと思います。「小学校で不登校だったから、合う場所を探そう」と、未来に目を向けてほしいと考えます。子どもにきかっけを与えることで、「こんな学校がある」と言ってあげて、自ら動きはじめたら、サポートしてあげることです。勉強する方法は、中学受験に特化した塾、個別指導塾、通信教材、地域の進学塾に通わせることですが、子どもによって勉強しやすい環境が異なるため体験することが必要になりそうです。小学校で不登校になってしまっても受験することは可能ですが、合格するかは本人次第のため悩んでいたりしたら、親が相談に乗ってあげることが重要です!次回は子どもの将来が心配しすぎると悪影響を及ぼす 子どもの夢と親がなってほしい職業は違うについて紹介します。