不登校を助けたいブログ

不登校になった人を少しでも助けたい気持ちがあり始めました

不登校の回復期に親が注意すべき点と復帰に時間がかかる理由は?

前回の記事の続きになりますが、不登校の子どもを持つ親にとって、回復期のサインが見られたときは嬉しくなりそうです。しかし回復期の子どもはまだ回復途中であることを忘れてはいけません。学校に戻って行けそうな兆しが見えると、できる限り早く復帰してもらいたいと思ってしまいそうです。親が先回りして準備を進めてしまうと、子どもは親の態度に反応して引きこもりに逆戻りすることもあります。また、回復期に見られるプラス面の変化を見ると、過剰に褒めたり、喜んでしまいがちですが、子供にとってプレッシャーになることがあります。その結果、親に反抗的になるや心が折れて初期の段階に戻ったりするケースがあります。今後どのような生活をするのかの計画が必要ですが、親が独断で決めてはいけません。

 

不登校の回復期は、長い時間をかけて徐々に進んでいくため、大人が思っている以上にゆっくりとしたペースで進むこともあるため、焦りは禁物です不登校の子どもは、学校に行かなくなる以前の段階で、何らかの苦しい思いをしています。苦しんだ時間だけ、回復にも時間がかかってしまうため、親は苦しんできた子どもの耳に傾け、共感する姿勢が必要です。学業不振や人間関係のトラブルが関係する場合も多くあり、「自分の努力が足りなかったから」と思い込んでいることもあります。自信をなくしたり、同じことを繰り返す恐怖心を持つようになってしまいます。回復の兆しが見えても、「また失敗するのでは」と以前の恐怖がトラウマとなり、何度も思い出すようになるからです。他に引きこもった生活をしていると、体力の低下も顕著になります。

 

不登校は、長い時間子どもが苦しんできた中で起きる出来事です。突然学校に行かなくなったというわけではなく、子どもなりの理由があることを忘れてはいけないと思います。回復の段階でゆっくり確実に前へ進んでいけると、その後の生活でも自信を取り戻しやすくなるとおもいます。大人は目の前の状況に焦らず、子どもとしっかりと向き合ってください。子どもと向き合うのに疲れたときや悩んだときは、カウンセラーや教育相談所に相談することです。親がおおらかに関わってくると、安心感を得ることもでき、子どもが自ら一歩進むための大きな力になると思います!次回は転勤族だと学校で居場所を作りにくく学校に行かないかなるのかについて紹介します。