不登校を助けたいブログ

不登校になった人を少しでも助けたい気持ちがあり始めました

ヤングケアラーになると学校に行くことも難しい...

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ヤングケアラーとは、家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行なっている18歳未満の子どもです。ケアが必要な人は、障害や病気のある親や高齢の祖父母、兄弟や他の親族です。手伝いの域を超える過度なケアが長時間続くと、心身に不調をきたしたり遅刻や欠席が多くなったりして、学校生活への影響も大きくなります。進学・就職を断念するなど子どもの将来を左右してしまう可能性もあるそうです。昨年ヤングケアラーについてニュースで報じられる回数が増えましたが、担任に相談できずに孤立してしまうケースは多いです。幼い頃から家事や家族の介護・世話をしている子どもにとって、それをすることは当たり前の生活となっているので、自身がヤングケアラーだと気づかないことです。

 

家族の中に介護を必要とする人がいる場合、それをサポートする大人がいないと、子どもが担うことになります。具体的には、入浴やトイレの介助や身の回りの世話、幼い兄妹の世話、買い物、料理、掃除、洗濯などの家事です。また、がんや脳梗塞精神疾患などの病気、アルコールや薬物などに家族に対応することです。家では親のことが集中できないため、宿題やテスト勉強は学校の休み時間にやって、放課後は友達と遊ばずに家に帰ることです。「何で遊ばないの?」と聞かれても「家庭の事情があるから」としか言えず抱え込むことです。

 

ヤングケアラーになると学校生活に支障が出たりするかもしれませんが、悪いことばかりではないです。病気や障害についての理解が深い、十分な生活能力を身につけている、聞き上手など良いこともあります。ヤングケアラー問題を解決していくためには、法整備による支援はもちろん不可欠だと考えます。それ以上に大人と子どもだちの間で風通しの良い信頼関係を築いていくことが重要になると思います。コミュニケーションをしっかり取ること、話し合って問題を明確にしていくことが解決の糸口になります。相談窓口もあり、都道府県、指定都市が設置している機関の児童相談所相談専用ダイヤル、夜間・休日を含めて24時間いつでも相談できる24時間子どもSOSダイヤルなどがあります。ヤングケアラーになった児童生徒が普通に学校に通えるように学校側や周りの人が助けることが大切だと思います!次回は不登校中の昼夜逆転をどう改善するべきなのかについて紹介します。