不登校を助けたいブログ

不登校になった人を少しでも助けたい気持ちがあり始めました

不登校と引きこもりの違いとは?原因は共通していることもある!

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子どもが不登校になった後に引きこもりになって外出することなくなり部屋の中で何をしているか分からないと心配になる親がいるのは理解できます。ただ、不登校と引きこもりの違いについて考えた人は多くはないと思います。不登校の定義は、文部科学省が説明しており、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にある者です。引きこもりの定義は、厚生労働省が次のように説明しており、仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6ヶ月以上続けて自宅にひきこもっている状態です。2つを比較すると、不登校は高校生までの学校に通う児童や生徒が対象になっていますが、引きこもりはそれ以上の年齢の人までを含む広範となっています。

 

不登校と引きこもりの定義は違いますが、その原因には共通しているものがあります。1点目は転校などで環境が変わり、学業不振に陥ったりするなど子どもにストレスがかかることで、学校に行きたくない気持ちから不登校になり、その状態が続くと引きこもりにつながります。2点目が学校生活が楽しくない、部活動などにやりがいを感じないなどで学校生活にやる気が出ず、不登校となり、放置すると引きこもりになります。3点目がいじめまではいかないものの、友達からからかいを受ける、喧嘩などで人間関係が悪化すると不登校の原因となり、いじめも全体で2%なものの引きこもりにつながることもあります。

 

子どもが不登校や引きこもりになった時に、親ができることとして子どもの話を真剣に聞くことが大切になると思います。引きこもりになったら話すことも嫌がる可能性があるので、不登校になった時に原因を知れるように時間を取ってあげると話しやすいでしょう。また、焦らないようにすることで、現状を認めつつ関係を維持しておくことで、子どもから話しやすい環境になりそうです。しかし、話を聞いたからと悩みを打ち明けるように強要するや学校に行くよう無理強いさせるのは関係が悪化するため注意してください。他に人間関係が原因の場合、子どもの友達や知人の力を借りることで、同年代とのコミュニケーションができるようになれば、自然と自身の回復につながりそうです。